メッセージ

今、世の中は（日本というべきなのでしょうか）色々な問題が起こり、これから先どの様になって時代が進むのでしょうか。とても心配ですがあまりマイナスのイメージを持たないようにしたいと思ったりしています。起こって来た事態をしっかりと受け止め動揺せず、批判しないという事が大切な気がしてなりません。マイナスの言葉を吐けば、吐くほど自分自身暗くつらくなり、マイナスの事に力をあたえる気がしてならないのです。私達は今、地球という星に生まれ一ツの世界で同じ空気を共通している事を忘れてはならないのではないでしょうか、そして全ては繋がっている事を強く意識しなければならないのではないでしょうか。大いなり根源の元から生まれ又そこへ帰っていくのですから・・・

今　私たちが考えなければならないこと そして 日本が選んでいかなければならない道。
＊昨年の3月11日に起った東日本大震災の事、原発の事、領土問題、日米関係、対外的な全ての問題と数え上げればきりがありません。これから日本はどの様に進まなければならないのでしょうか？
今　日本人が日本人として生きるという事はどの様なことなのでしようか。それをしっかり考えなければならない時に来ているような気がしてなりません。昔は若い人から年を取った人まで、一日しっかり働けば生きて行ける時代がありました。今はそれがうその様な気がしますが。それこそが自然の摂理にそった生き方の様な気がしてなりません。今は強い人が生き残り弱い人は切り捨てられてしまう時代です。これで良いのでしょうか。心の何処が痛みます。私達みんなが戦後追い求めて来た結果が今の時代なのです。ふと立ち止まり足下を見てみると頭ばかり大きい私達がありました。お金に振り回され、お金の為だけに働くという事だけを考え走ってきた結果、どこかで心を忘れて来てしまいました。
これから21世紀という時代が進み、私達が求めるものは何なのでしょうか。
お腹が満たされ、物が家の中にあふれ、今　必要なものがある程度満たされこれ以上私達は何を望むのでしょうか。
これからどの様な時代に入っていくかわかりませんが、心は物では埋められないということを知らなければならない時に来ている気がしてなりません。これからは物の時代から心の時代に入っていくと言われています。本当の意味での自分を知るという事が求められる時が来たように思うのです。それには自分自身をしっかり知り、他人とは比較せず自分が求めている事が何なのか、もう一度深く考えるときが来ているのかもしれません。

5月21日（月）から東京銀座の展覧会も無事に終わるとができました。4〜500名の方々に見ていただくことが出来ました。そして札幌からも50名位の方々にいらしていただき、本当にありがとうございました。
5月21日（月）〜27日（日）まで一週間、金環日食の日から始まり絵が無事に我が家まで着いたのが6月6日（日）の月食の日の事でした。何か不思議な思いがいたしました。そして私の中でもようやく個展が終わったような気がしてほっとしています。
皆様にはお礼のお手紙も書けず大変失礼いたしました。今回の展覧会は38回目でしたが今迄で一番面白い会でした。沢山の方々がそれぞれにそれぞれの想いを持って帰られたのではないかと思われ涙を流される方々が沢山いらっしゃいました。　

私自身にもまったくわからないのですが振り返ってみると何かが心の中に流れて行くのだということが少しづつわかるという繰り返しなのです。
でもそれで良いのではないのかと思っています。
これからはこの宇宙シリーズの絵がどの様な動きを見せるかわかりませんが今回で私が出来ることはすべてしたつもりでいます。これからはこの絵の力と天の力におまかせしたいと思っております。
又、この絵がどこかで飾られる事がありましたら見ていただければとてもうれしく思っています。
本当にありがとうございました。心より深く感申し上げます。今後とも宇宙シリーズの25枚の絵をよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。

3月6日（火）〜11日（日）
「武田京子　写真による宇宙シリーズ」個展
〜光と愛と地球への祈り〜
という事で思いもよらずお話をいただき急遽展覧会を開くことになりました。
宇宙シリーズ全てを写真で25枚を展示し、その絵の意味を説明させていただきました。あまり急なお話でしたので、私も廻りの人達も大変とまどいましたが皆様のお陰で1週間で300名位のお客様に見ていただくことが出来ました。
今回は、今迄にないくらいの反響で、今、私達の心が求めいるものがメッセージとしてこの絵の中にあるのではないかと私自身強く思う一週間でした。この会を開くことにより5月銀座で開く原画展（100号〜480号）へ是非行き、見てみたいという人が沢山いらっしゃり、とても嬉しい一週間を過ごす事が出来ました。
そして13年間かけて描き続けて来た25枚の宇宙シリーズが5月の銀座で皆様の心にどの様に響き、色々の想いを持ち帰っていただけるか、そしてもう一度地球について自分自身について考えていただけることを願わずにいられない日々です。
皆様おさそい合わせの上、是非是非見にいらしていただけます様心よりお願いもうしあげます。
今回の個展くらい沢山の方々に見ていただきたいという想いで準備をしたことはありません。地球を思い、人々を思い全ては一ツの世界を思うという清々した一ツの心からだと思っています。
是非沢山の方々が足を運んでくださることを想いながらそしてお会い出来ますのを楽しみに5月に向けて準備している所です。笑顔でお待ち申し上げております。

この頃　新暦で季節を味わうより旧暦の暦の方がよりよくその時々の自然のサイクルに合っているということでそれを楽しんでいる方々が増えて来た様な気がするのは私だけでしょうか。お正月から始まりおひな様、五月の節句と次々と季節を感じ12月のクリスマスまで数かぎりないようです。
それだけ日本は四季に恵まれ日々の移ろいや楽しさを五感で感じることが出来るという素晴らしい国に住んでいるのかもしれません。春は桜、夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪景色、その時々の季節を感じ光を風を色を香りをと…五感全てを使って自然にそれが出来てしまう環境にあることに感謝をしなくてはならないのではないでしょうか。
昨年から今年にかけて色々な災害を経験したことでそれが普通の事ではないのだということを深く考えなければならない時に来ているような気がしてなりません。
又、2012年はどのような年になるのでしょうか。今年は一日一日を大切に生きていく事がとても大切な気がしてならないのです。