立春も過ぎ、少し心がときめきます。でも北国の春はまだまだ先のことです。光の春を首を長~くして待っています。
今年の札幌は雪が多く寒い冬です。毎日の散歩にも出られず少々ストレスがたまっています。外の空気を吸い、空を眺め、木々に声を掛け小鳥の声を聞きエトセトラ、エトセトラ…と四季のあり様を考える日々です。春は全ての物が芽吹き静寂の季節から新しい命が生まれ、木々は新緑に染まり小鳥達は華やかに恋の歌を歌い生きる歓びを身体一杯で表現しています。そして夏地球上にある全ての物が輝き命を燃やし生きることの歓びを歌い上げる季節そして秋、こもれ日の中で全てが綿に染まり種を実を残し最後の命を燃やし風の中に消えるはかない季節、そして全ての物が静寂の中で動く事がなく時まで止まるような気がする冬の訪れ、日本の四季は華やかで美しく、広くて深いなんて素晴らしいのでしょう ということで“祈りの大地”という詩が出来ました。
祈りの大地
祈りの大地に 夜が明けて
静寂の中に 小鳥鳴き
梢を渡る 風の音
春の大地に 光り射し
祈りの大地は 輝いて
物皆全て 生き生きと
草木が燃える その中で
夏の大地に 光る風
祈りの大地は 空高く
ふりそそぐ光り ゆれる木々
綿に染り 輝いて
秋の大地に 光る影
祈りの大地は 深深と
静寂の中に 雪が舞い
時は静かに 流れゆき
冬の大地に 光る雪
祈りの大地